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《第256回講演会》
[参加費]
会 員 : 無料(オンライン開催は人数制限なし)
非会員 : 3,000円 学生 : 2,000円
(2023年12月11日(月)までにお振り込みください)
テキストはダウンロード形式とします。
[参加申込]
当ホームページのメールフォームからお申し込みください(2023年12月11日(月)締切)。
13:00 ~13:10 |
開会ご挨拶 | ||
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日本サムスン | 山本 真人 氏 | ||
1. 13:10 ~14:00 |
「酸化物相転移とプロトンを駆使したニューロモルフィックデバイス設計」 | ||
九州大学 | 矢嶋 赳彬 氏 | ||
2. 14:00 ~14:50 |
「高分子材料を用いた神経模倣素子の作製と特性制御」 | ||
東北大学 | 山本 俊介 氏 | ||
3. 14:50 ~15:40 |
「導電性ポリマーネットワークがもたらす柔らかな脳型ウェットウェア」 | ||
北海道大学 | 萩原 成基 氏 | ||
4. 15:40 ~16:30 |
「マテリアルランダムネットワークを利用したリザバー演算素子」 | ||
九州工業大学 | 田中 啓文 氏 | ||
16:30 ~16:40 |
閉会ご挨拶 | ||
明星大学 | 古川 一暁 氏 |
《第257回講演会》
[趣旨]
高分子の光分解は、エネルギー消費の低いクリーンな分解方法であり、次世代の廃棄プラスチクス(廃プ ラ)処理技術として期待されます。一方、熱による高分子の分解は、再利用可能な合成ガスの製造や原料モ ノマーの回収に有効ですが、高温加熱が新たなエネルギー消費となります。このような高分子の分解の観点 から廃プラによる地球環境汚染問題の解決に向けて、マイクロプラスチクスの現状や宇宙空間での高分子材 料の劣化を含め、高分子の分解や反応について、4件の講演を企画しました。
[参加費]
会 員 : 無料(オンライン開催は人数制限なし)
非会員 : 3,000円 学生 : 2,000円
(2024年1月11日(木)までにお振り込みください)
テキストはダウンロード形式とします。
[参加申込]
当ホームページのメールフォームからお申し込みください(2024年1月11日(木)締切)。
1. 13:00 ~13:50 |
「促進酸化法(AOP)を用いた海洋マイクロプラスチックモデルの作製と特性解析」 | ||
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長崎大学 | 中谷 久之 氏 | ||
海洋から回収した海洋マイクロプラスチック(MP)と同じ形状、サイズ並びに劣化度を有するモデル MP の作製を試みた。具体的には、ポリマー型光触媒及び硫酸イオンラジカルを用いた AOP により検討した。特に 硫酸イオンラジカルを用いて PP、PS 及び PE を pH 制御下で海水を用いた系は、均一な劣化挙動かつ促進性を示した。この系により、モデル MP の大量作製に成功し、MP の化学的、物理的及び生物的な特性解析が可能となった。本講演では、AOP によるモデル MP 作製の意義を含めて解説する。 | |||
<キーワード>海洋マイクロプラスチック(MP)、促進酸化法(AOP)、モデル MP、特性解析 | |||
【 休憩(10分) 】 | |||
2. 14:00 ~14:50 |
「宇宙空間での紫外線による高分子劣化」 | ||
宇宙航空研究開発機構(JAXA) | 行松 和輝 氏 | ||
宇宙機には、熱制御材料として高分子材料が多く用いられ、宇宙環境に存在する紫外線によって、黄変することが知られている。黄変により、熱設計において重要なパラメータである太陽光吸収率が大きくなるため、地上実験から宇宙機のミッション期間での変化量を予測することが必要である。本発表では、宇宙環境 での高分子材料の劣化に関する地上評価実験とその劣化量評価に関して、またこれまで実施してきた軌道上 材料曝露実験の結果などを紹介する。 | |||
<キーワード>紫外線、高分子劣化、真空、短波長、黄変 | |||
【 休憩(10分) 】 | |||
3. 15:00 ~15:50 |
「力学的安定性と分解性を備えた高分子微粒子成型体」 | ||
信州大学 | 鈴木 大介 氏 | ||
演者らは、内部に膨大な界面を有する高分子微粒子の集合体が強靭化され、さらにその微粒子集合体が外 部刺激によって単一高分子微粒子まで劣化なく分解することを見出した。本講演では、具体的な粒子の合成 から高分子成型体の構造評価、高分子以外の異種成分を含んだ材料に関する機能化、さらには適用可能な化 学種を拡張する試みについて概説する。 | |||
<キーワード>高分子微粒子、資源循環、マテリアルリサイクル、構造解析、力学特性 | |||
【 休憩(10分) 】 | |||
4. 16:00 ~16:50 |
「ポリスチレン誘導体の光・熱分解 ―環境負荷低減を目指して―」 | ||
大阪公立大学 | 岡村 晴之 氏 | ||
架橋部位と分解部位を有するポリスチレン誘導体を合成し、光架橋と分解を行った。これらは使用後除去 が可能なリワーク型光硬化樹脂として利用可能であった。また、分解時に生成する低分子化合物を利用した 易解体性材料を志向し、ポリスチレン誘導体の近赤外光照射と加熱による分解に成功した。近赤外光は透過 性が高いため、不透明材料への使用が可能であり、サーキュラーエコノミー実現へ貢献できると考えた。 | |||
<キーワード>ポリスチレン誘導体、光酸発生剤、分解、近赤外光、環境負荷軽減 |
(C)2007- The Technical Association of Photopolymers,Japan